海外のミネラルウォーターは腎臓に負担がかかるものが多く、赤ちゃんのミルクの調乳用の水に不向きとされるのは、硬水であるからです。バナジウム天然水は殆どが軟水です。
硬水を使用すると、赤ちゃんは、下痢などを起こすと言われています。軟水は、硬度が120以下の水です。ちなみに東京都の通常の水道水は硬度が60とされています。
ちなみに、硬度は、水に含まれているカルシウムとマグネシウムの総量から算出されますが、日本での 簡易換算式は、 硬度=(Ca×2.5+Mg×4),単位mg/L とされています。
バナジウム天然水のボトルには、必ず硬度が表示されているはずです。確認のうえ使用することをおススメします。
ところで、カリフォルニア州の飲料水基準値では、水へのバナジウムの含有量を1リットルあたり50マイクログラムを上限としています。これは、人間の1日の水分摂取量の、約3リットルをすべて、バナジウム含有の水で長期的に摂った場合を想定しています。
バナジウム水のみを恒常的に赤ちゃんに使用することは考えづらく、したがって、軟水であれば、多少バナジウムの含有量が多くても長期間使用することでなければ問題はないと考えられます。
参考までに、調乳用の水を販売している森永乳業のホームページから引用すると、
ミルクの調乳には、調乳用の水「森永やさしい赤ちゃんの水」をおすすめいたします。お近くのお店に「森永やさしい赤ちゃんの水」を含む調乳用の水がなく、また水道水が使えない場合は、ミネラルウォーターを煮沸し、少し冷ました上で(70℃以上)調乳にご利用ください。その際は、日本製のミネラルウォーターで、ミネラル含量が少ない(硬度が低い)軟水をご使用することをおすすめいたします。
http://www.hagukumi.ne.jp/news/news20110323.pdf