バナジウムは、ヒトの体内では、超微量元素のひとつで、必須ミネラルではありませんが、生体内で健康に役立つ作用があると考えられています。
バナジウム水以外にも、バナジウムを多く含む食品類があり、マッシュルーム、エビ、カニ、黒コショウ、パセリ、ディル(dill)などがあります。通常の食事からは6〜18μg/日摂取し、その5%が体内に吸収されると考えられているようです。
バナジウムは、糖尿病への効果が期待されていますが、血糖値の高い糖尿病のヒトに硫酸バナジウム100mg/日を摂取させたところ、インスリン感受性が改善し、血糖値が低下したという報告もあるようです。
バナジウムには、ほかにも、脂肪の燃焼を促進する、コレステロールを下げる、血圧を下げる、便秘を改善する効果などが期待されています。しかし過剰摂取は危険性が示唆されていて、粉末の五酸化バナジウムは有毒であるとの報告もあるようです。
バナジウムとしての一日の摂取量の上限は、19歳以上の成人の場合、1.8 mg と、米国DRIs(Dietary Reference Intakes)2001年版で設定されています。したがって、これを超える量の摂取においては、短期に限定するなど注意が必要といえます。
したがって、バナジウムは、純粋なバナジウム化合物として摂取する際には注意が必要といえます。
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